レイアウトが原書よりはるかに劣る。<BR>ファインマンの特徴である語り口は失われてるし、<BR>許可書特有の「である」口調。読んでいて楽しみがない。<P>説明はまあまあ良いが、これよりだったら、若干レベルは異なるが<BR>「科学者と技術者のための物理学3」 Raymond.Serway著を見たほうが<BR>勉強しやすい。こちらのほうが演習問題も豊富である。<P>買うならば、原書を買って英語を読んだほうがいい。値段も安い
ファインマン物理学講義シリーズの電磁気学の分野を収めたもの.大学学部生向けの標準的な教科書.他書と比較して特に凝ったところはないが,このシリーズに共通したファインマンの独特の語り口で話が進む.数式の取り扱いや展開に関心をおく理論好きな読者には,文章がやや冗長に感じられるかもしれないが,物理を理解するということに関しては,本書は他書に比して充分達成しているのではないか.「空中電気」や,「静電アナログ」といった章は,その現れであり,他書には見られない特徴であろう.章末の特別講義は、解析力学に関する講義であるが,数学的に突っ込んではいないものの,まず一般化の定義に関する話から始まる他の解析力学の教科書と比較すると,その導入からいかにも物理らしく,読者にさ!まざまな疑問と関心を抱かせてくれる.