松永さんは、自分を「明確な職業意識もなく、のほほんと大学生活を過ごしていた」と書いてらっしゃるけど、内定者として、学生のうちにリクルートの社内誌に寄稿したり、やっぱりどこか「目のつけどころがちがう女性!」という印象です。<P> この本に書かれたリクルートという会社は、自分のおかれている環境の20年も30年も先を、随分前からいっているなーという気がして、うらやましくなりました。<P> でも、同時に「ものは書きようかな」、と思いました。松永さんは会社にお尻をたたいてもらい、自分を成長させてもらったように本に書いていながらも、一方で会社の独特な風土をいい意味で「利用して」、松永さんらしく、松永さんにしかできない「自分の持っているもの」をどんどん発揮していったのだな、と感じました。<P> 松永さんの成長は、20代前半には始まっていました。私個人はもうそれから随分遅れをとっている・・・。もちろん私は、彼女のようにスマートにはいかない。でも、とにかく自分のおかれた「カオス」の中で、私にも何かできることはあるかな?、そして自分を伸ばし、周りのためになることは見つけられるかな?、と思わせてくれた1冊でした。
iモード事件はおもしろかったが、これは期待はずれ。<BR>リクルートでの会社生活が、ざっと書かれているのだが<BR>一般企業に勤めている人間には、あまり参考にならない。<BR>リクルートってホントすごい会社なのね。。
日本の会社がいかに個性を潰し、松永さんが記しているリクルートがいかに、個性を尊重し、その個性を認めうる社会の中で、松永さんが生きてきたかがわかる。<BR>松永さんはこのような会社で暮らせたことが非常にラッキーだと思う。<BR>自分が今、会社で浮いていると思う人には、励みになる素敵な本である。<P>こんな人がヒットメーカーとして活躍している日本に光を見出す本となるであろう。