今は検索サイトでいろいろ調べることができる<BR>便利な時代!<P>でも、広辞苑があれば、かなりの部分をカバー<BR>できます!<P>アクセントがわかれば、言うことないんですが。<BR>減点1。
アイヌ語で「オンネウ」という動物の性器を、中国ではヘソと称して漢方につかっていたという。<P>「オンネウのヘソ」という薬の中国名が転じて、日本語で「オットセイ」という動物名になったのだそうだ。ここで「読者」は語源をめぐる思考への旅へと誘われる。「オンネウ」とはアイヌ語ではそもそもどういう意味なのだろうか。アイヌと中国はどのような関係にあったのだろうか。どういう事情で性器をヘソと称して顧客に漢方を処方しだしたのだろうか。<P>こんな思考への旅の扉がぎっしり詰まった「本」が『広辞苑』である。<BR>短い物語を「短編」と呼ぶならば、『広辞苑』は「22万あまりの短編集」と言える。<BR>もしも無人島に一冊だけ本を持っていっていいというなら、私は『広辞苑』を選ぶ。
現在、最も信用している日本語辞典。<BR>机の上に置いておかないと落ち着きません。<BR>これを調べてもわからないときは、その分野の専門的な文献にあたるようにしています。