点子ちゃんとアントン みんなこんな本を読んできた 点子ちゃんとアントン
 
 
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点子ちゃんとアントン ( エーリヒ ケストナー Erich K¨astner 池田 香代子 )

素敵という言葉はこの本を読み終わってすぐに出てくる言葉です。いや、途中でもうそう思いつつ、わくわくして、最後をどのように、わたしを裏切らずに書くのだろうと。普通でないようなはじめで、極普通の人々を書いている。故に極普通のおわりに普通でないあとがきと<立ち止まって考えること>が書かれているのだ。みんなに紹介したい!というよりも、しみじみを感じながら考えてみたいのが、最初に来ることですね。(でもなぜか紹介している。ははは)

この物語の主人公はもちろん、可愛い点子ちゃんと、素敵なアントン少年です。が、私が一番注目して欲しい!と思うのは、お馬鹿(?)な犬のピーフケ(名前間違っていたらごめんなさい・・・)です!いつもいつも点子ちゃんにくっついて歩くその姿を想像しつつ読むと、物語を二倍、三倍楽しむことができると思います。<P>そして、この本の面白い所は、作者がパラグラフ事に「立ち止まって考えて」いるという所。自分の作った登場人物を褒めたり、時にはケチをつけたり・・・その作者のコメントをお読むことで、大人にの子供にも、新しい物語の見方を教えてくれています。読んでいて一皮向けた気分になりました。

金持ち娘の点子ちゃん&貧乏家庭のアントンとの友情物語、というとあまり楽しくなさそうに聞こえるかも・・・が、これが最高に面白い!特に主人公、点子ちゃんの台詞が絶品(翻訳者の池田さん、感謝します☆)仕事に疲れたときに読むと元気がでる本としてお奨めです。子供たちに独占させるのは惜しいですよ。

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点子ちゃんとアントン
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