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| IT革命―ネット社会のゆくえ
(
西垣 通
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とかく「IT革命」という言葉や、技術的要素ばかりが先行しがちで、「IT革命」がなぜ「革命」なのか、「革命」によって何がどう変わるのかが解りにくい世の中ですが、「産業革命」やそれ以前の流れを振り返った上で、工業社会を脱し、ネット社会を築いていく上でのポイントや方向性を示しています。<BR>これからの社会のあり方を考えるにもよい本だと思います。 本書はIT革命を、経済の視点のみならず、歴史と社会的なスパンの両方で的確にとらえている。特に、我々の社会がIT革命によってどのように変容をとげるのか、我々はどうかかわっていくべきなのかを考える優良な素材と指針を提供してくれる。 今回は国内の動きに絞ったようだが、次回は国際的な視点を加えていただきるという。楽しみだ。
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