この様な先生が 熱血先生がいたとは 驚きの一言だ。理念があり<BR>それに沿った教育を長期目標設定用紙に書き込ませる。それに対してのサポートも作り上げる。経営者にも十分役に立つ一冊だ。
世の中に教師の本は数あるが、この先生は強烈。現代のスクールウォーズだ。大阪の荒れた公立中学校に赴任し、その荒れを立て直し、監督として陸上部を、たったの2年で日本一にした実績。世の中には、荒れをしずめることができる先生も、日本一を育てることができる先生もいる。しかし、その二つを同時に、しかも2年で実現できる先生がいるだろうか! しかも一度切りでなく、在職7年間で日本一が13回!懸垂が1回もできなかった子どもが日本一にもなっている。にわかには信じがたい話だったが、知人によると陸上の世界では、この先生、超のつく名監督だそうだ。体育の授業も独特でおもしろそう、生活指導では「神様」と言われているとのこと。そんな著者にも、「教師を辞めよう」と思った瞬間があったと、自!の教師生活を振り返る章があり、教育現場の実際が克明に綴られている(それにしてもこの先生荒れた学校ばかりに行っています)。どういうところで教師は悩むのか、躓くのか、著者はどうして乗り越えられたのかが、力強い筆致で描かれている(最初に日本一になった瞬間は感涙もの)。私自身、子どもの教育のヒントになったと同時に、自らの生き方にも影響を与えそうな一冊だ。
私には子どもがいませんが、子どもがいるいないに関わらずとても参考になりました。日々青少年の残虐な犯罪が目に付くこのごろですが、本当の教育というものがなんなのかがわかった気がします。多くの大人、子どもを持ってる人にもういちど教育について考えてもらいたいと思いました。心、人間力の教育本です。子どもは親を選べません。子どもにとって親は一番身近なお手本です。残虐な犯罪に心が痛む方、子育てに行き詰まってる方、是非呼んでみてください。本を読み終えた後自分が少し変わった気がするのは私だけでしょうか?