すでに絶版となったアルクの「TOEFLリーディング大特訓」の評判が良いようなので、リーディングの力を補おうと同じ著者のこの本を入手しましたが、開いてみるととてもわかりにくい本です。<P>英語をわかりきった方ばかりで書いておられるのだろうか(実際外語大の2人の外国人の先生がパッセージ作成に携わっている様子)と思うような構成です。<P>たとえば、問題文のあとの解答と解説を見ると、どれが「正解と考えられるのか」という理由をパッセージから1つ1つ読み出していきつつ解説しているのはいいのですが、では間違えた選択肢を選んだ場合、点数があがらない人がどうしてそれを選んでしまいがちなのか、の説明が少ないため、力のない人は間違ったままこの本の問題を解きつづけて最後まで行ってしまい、結局30日経ってもあまり力があがっていないということなりかねない感じがする本です。<P>結局は、本の中にもある「アカデミックな内容のパッセージや語彙に多くふれましょう」がソリューションとして残ってしまい、この本を入手する大きな理由がなくなってしまいます。<P>もちろん、難解な問題集でも腰をすえて取り組めば、実になるといえばなるのでしょうが、この本は初心~中級者にはあまりお勧めできる内容ではないと感じました。<P>また、私も「なぜこれが答えなのか」と思う部分があったことを付け加えておきます。<P>30日に区切って取り組めるようにしてあるのは、いいと思います。<P>ただレイアウトや文字の大きさがちょっと見難いと感じます。
①三十日完成と、学習計画が立てやすい。<BR>②三十日が毎日演習となっているので、大量に読み込むことができる。<P>というのは確かに利点としてあると思うが、<P>①読み方のストラテジー的な部分が少ない。<BR>②解答に明らかな間違いが目立つ!!!<BR>(特に、「タイトルをつけなさい」的な問題に目立つ。)<P>という、無視しがたい欠陥があり、あまり勧められない。<BR>しかし、「これは解答が間違ってるんじゃないか?!」と疑い、<BR>問題文をもう一度詳しく検証しなおしたりしてどっちが正しいか確認す<BR>る過程で、読解力がさらにつくのかもしれない。<BR>まさかそれが狙いということもなかろうが、まあとにかく問題があり、☆二つ。
私が5つ☆にしたのはつぎの4つの理由からです。<BR>1.最初に小テストができて正解数によってreadingの勉強の仕方をアドバイスしてくれる<BR>2.文化、地理、物理、心理学、生命科学、ビジネスとTOEFLにでる分野別に勉強できる。<BR>3.詳しい解説が1問ずつついていて、日本語訳もある。<BR>4.30日で完成するようになっていて、単語もまとまてある。