TOEFLの第一人者である神部氏が書いた本だけあって、将来の出題傾向を予想した問題まで盛り込まれている。<BR>ペーパー試験が復活してしまいましたが、幸いにリーディングはペーパーもコンピュータ受験もそれ程出題傾向が変わらないので、ペーパー対応の受験者にも、リーディング対策にはオススメしておきたい一品です。<P>大抵、多くの受験者は単語の暗記とグラマーセクションに時間を費やされると思われますので、実際のリーディングに関しては、まずこの一冊を受験前に7~8割までの正答率で仕上げられる程度になっていれば、そこそこの成果は得られると思います。<BR>結論としては、コンピュータ受験の方にとっては、決して取り組んでハズレは無い本であろうと思います。
完全にCBTに絞って対策を練ることができるテキストです。CBT本番同様に、文章のレベルがやや易しくなっており、ひっかけ問題が多く入っています。問題を予想する観点も「さすが」と思わせてくれ、時間と労力をかけて書かれた本であることを実感できると思います。難易度・ひっかけ度の表示があるところもマルです。今までにTOEFL対策本はイロイロと拝見しましたが、CBT対策としては秀逸の一品といえるでしょう。
TOEFLのリーディングは、受験をした人ならば分かると思いますが、満点を取ったと思っても、大体は25点以下が出てしまうものです。それは、常識にとらわれて、ETSの出題傾向を熟知していない為と思われます。本書は、ETS的な出題の視点を良く分析していると思います。なぜ、こういう答えになるのかというのを、過去問を含め本書で細かく勉強していくことで、25点以上がコンスタントに取れるようになります。本書をしつこいぐらい何度もすることがリーディングクリアへの道といえるでしょう。