RE DESIGN―日常の21世紀 みんなこんな本を読んできた RE DESIGN―日常の21世紀
 
 
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RE DESIGN―日常の21世紀 ( 竹尾 原 研哉 日本デザインセンター原デザイン研究所 )

原研也さん編集と聞いただけで欲しくなっちゃう本。彼の装幀は最高です!そしてこの本も文具&デザインマニアにはたまりまひぇん。特に赤瀬川源平さんのミシン目入り名刺っていいなー。でもつくったら経費かかるだろうなー 笑 あとはスタイリッシュなゴキブリホイホイとかマジですか?っていう世界。私個人としてはあまりにもミニマムでスタイリッシュなのもどうかと思いますが・・・。読むのには超おもしろいです。

トイレットペーパー、ゴキブリホイホイ、ティーバッグ。まさに“日常”をめぐるモノたちを題材に、“デザイン“とは何かを問う企画。例えば、「だんご3兄弟」の佐藤雅彦×出入国スタンプ、「ペプシマン」の大貫卓也×タバコのパッケージ、トンパ文字の浅葉克巳×郵便切手・消印--多くの人には、今もっともトンガった仕事をしている、と受け止められているであろう一流クリエイターたちが真摯にモノと向き合い、生活と向き合う“デザイン”の作業が、説得力をもつ。<P>どのデザインも、洗練され、実用性をとことんまで突き詰められ、そして美しく、楽しい。クリエイターの仕事としての“デザイン”への問いかけであると同時に、なぜこういったデザインが製品化されていないのか考えると、デザインというも!に対する、日本の企業ひいては社会に向けての鋭い問題提起になっていることにも気づかされる。<P>私は特に、限りなく汎用性をもつ田中一光デザインのゆうパックの梱包(+宛名ラベルがすばらしい!)、日本独特の習慣ゆえにその美学と楽しさをめいっぱいに詰め込んだ永井和正デザインの年賀状に夢中になってしまった。

Designとは文字通り、記号に解釈を加えた上での再記号化のことだと、ある本で読んだことがあります。「リ・デザイン」とはつまりすでに「再記号化」されたものを、もう一度作り直す行為なわけです。通常の「デザイン」より何倍も入り組んだロジックを組み立てあげるこの行為は、とても大変なことだと思います。さらに、ここで至難の行為を繰り広げてみせるクリエーターたちのレベルの高さに驚かされます。難解なロジックを高度に組んで見せ、さらに洗練をかけた容姿で実現させています。単純に眺めていてもきれいな作品ばかりで楽しいですし、デザインをなさっている方には、なにかしら再発見するきっかけを与えてくれる本でしょう。

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