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| 新ルポ・精神病棟
(
大熊 一夫
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目からウロコが落ちました。私はいままでこんなことちっとも知らないでいました。そして海外で心理学を学んで、すっかり世は人間性重視の精神病治療の方向に、苦闘しつつもすすんでいるものと思っていました。本当に病気なのはだれなのでしょうか?この病院にかかわったひとびとではないですか?それともそれを許してきた社会でしょうか?国でしょうか?著者はそんな観点からも「精神病棟」を語っています。でも私は思うのですが、これを読んでもなんとも思わない人がいたらその人が一番あやしいのではないでしょうか。
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