英語の文法は一応勉強してきた(使いこなせるかどうかは別の問題ですが)。でも、よく考えてみればわかることだが、ちゃんとした日本語文法や作文の技術について、誰かが教えてくれただろうか?私の記憶では、そういうことはなかった。<P>日本語がどういう構造をしているのかを、わかりやすく教えてくれる。<P>一度目を通しておくとよい。必ず、ためになる。この本のように、自信をもって人に勧められる本は、ほんとうにめずらしい。<P>読めばきちんとした日本語がすぐに書けるようになるというわけではない(私の文章を読めばわかる。ぐちゃぐちゃです)。けれども、必ずプラスにはなる。<P>文章を書くときだけでなく読んでいるときも、句読点の打ち方、修飾語、助詞の三点についてものすごく敏感になる。気!なりすぎて、本を読んだり、メールを送ったりするときに時間がかかりすぎるようになってしまうのが欠点といえば欠点かもしれない。とるに足らないことではあるけれども。
この本を読んだおかげで分かりやすい明解な文章を心がけるようになりました。そのための具体的な指摘が例文とともに満載です。難解を尊ぶ趣味とは無縁で来れました。感謝しています。<BR>よい見本、悪い見本としてたくさんの作品があげられています。それらを読んでみようというきっかけにもなりました。僕はジョージオーウェルの動物農場が印象に残っています。<BR>「日本はA級戦犯の岸信介を首相に選んだ」などという例文は著者ならではでしょう。
文章を書くのが一応仕事ですが、この本は業界でも薦められています。<BR>句読点の打ち方、修飾語の並べ方などは特に参考になりました。<BR>ときどき引っ張り出して参照したい本です。<P>社会人のみならず、学生さんにもお勧めです(論文や小論文で苦労<BR>しているでしょうから……)。