萬斎でござる みんなこんな本を読んできた 萬斎でござる
 
 
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萬斎でござる ( 野村 萬斎 )

小さい頃の写真なども載っていて、文章も読みやすくあっという間に読めてしまいます。家族(母・姉・妹)の事も書かれたりして、こんな子供だったのかな?と想像しては、ついつい微笑んでしまいそうになります。<P>小さい頃から大人になってからの狂言に対するキモチの変化や、師であり父である万作さんに対してのキモチなどが書かれていて、自分と萬斎さんが少し近づいた気ができる一冊です。<P>おすすめです。

野村萬斎さんの軌跡がこの一冊でわかります。タイムリーに節目節目のステップがあってそして、今や一狂言師にとどまらない萬斎さんに行き着きます。<BR>芸というものについていろいろな形で熱く語る萬斎さんにぜひエールを送りたいです。<P>それと同時に、萬斎さん以外の能楽(特に能の)の水先案内人が、今後もっと現れるといなと思います(たとえば私が知っているところだと青年時代の梅若六郎さんが、もっともっとやんちゃになったみたいな)。<BR>最後に載っている「おすすめ狂言選」は初心者に親切な解説だと思います。<P>もっとくわしく狂言を知りたい、狂言を見に行きたいと思ったら、「茂山宗彦・茂山逸平と狂言へ行こう」(旬報社)が初心者向けで良い本だと思います。<P>星四つなのは、文庫の内容で!は!!なくつくりで、活字がびっしりぎゅうぎゅうで、すごく目が疲れたり、どこまで読んだかわからなくなったりしたところが減点です。<BR>この1.5倍の厚さで定価が1.5倍になったとしても、この文庫本は売れると思います。<BR>出版社の方は読者の読みやすさを考えた本作りをお願いしたいと思います。

最近、野村萬斎著「What’s 狂言?」を読んで、もう少し、萬斎さん本人について知りたくなり、本書を購入した。後者には、萬斎さん本人の幼少の折から、家族のこと、中学高校大学時代のことから、大学進学、英国留学そしてその後の彼のこれまでの半生の自伝的意味合いが強い。<P>私が最初に読んだ最新作がより「狂言」という芸能の形態にスポットが当てられているのに対し、本書は、一生懸命狂言という芸能の型の中で、自在に自己表現の方法を見出していこうとする、野村萬斎その人に焦点が集中する。と、同時に最新作では端折られていたさまざまなできごとなどが、みられて楽しい。読んでよかったと思う。<P>ただ、私の本来の目的である、「狂言」のさまざまなことについてかかれた「Whats’s 狂言」に5つ星をつけてしまったので、本書にたいしては、星ひとつ減らして4つ星とさせていただいた。

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