「そうだ、村上さんに聞いてみよう」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける282の大疑問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか? みんなこんな本を読んできた 「そうだ、村上さんに聞いてみよう」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける282の大疑問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか?
 
 
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「そうだ、村上さんに聞いてみよう」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける282の大疑問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか? ( 村上 春樹 )

最近出た「少年カフカ」が、「海辺のカフカ」という作品を通してのメールのやりとりなので、どことなくベタベタとした重たさを感じてしまい、あまりよい読後感ではありませんでした。本書はとくに質問への前提条件がない分、質問する方もそれに答える村上さんも、のびのびした感じが伝わってきて、ずっと好感を持てました。きちんと質問に答え、それがちっとも嫌みにきこえない。これはなかなかできることではありません。いくつか質問項目を書いてみます。「どうやって文章修業しましたか?」「忘れられない給食の味は?」「不倫にはどんな気持ちで挑むか?」「NHKの受信料は払っていますか?」…さて村上さんがどのように回答したか、それは実際にお読み下さい。本人の前書きによれば「友よ、答えは!風の中にある」とボビー・ディランの言葉を引用していますが。<BR>ちょうど3年ぶりに読み返したのですが、ちっとも古びていなくて、やっぱり面白かったですよ。

「みんな、同じようなこと考えて悩んでるのね・・・で、相談したり本読んだりするんだけど、どれも通り一辺倒のことしか書いていないのよね・・・はぁ、鬱 T0T」<P>そんな方にお薦めなのが本書である。村上春樹氏のリズムでいとも簡単に問題は解決されていってしまう。何で村上氏は、こんな考え方ができちゃうんだろ。さすがだね(ちなみに、私的に一番励まされたのは「30歳成人説」です)

村上春樹は自分でホームページを開いていたが、残念ながら今は閉鎖中。で、そのページの目玉は村上春樹と「世間の人々」とのメールのやりとりであった。この本はそのメールのやりとりの「活字化」である。村上さん、いやあ、いろんな質問・疑問に謙虚に答えている。自分の生活や作品に関することから不倫の是非、女の子でありつづける条件や、彼女に「私のどこが好きか100言って」と言われたらどう答えたらいいか、などなど。まあ、だまされたと読んでみてください。面白いんだ、これが。

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「そうだ、村上さんに聞いてみよう」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける282の大疑問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか?
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