もともと好きだった五味太郎の本。五味太郎の本を何か一つ買おうと物色していたら、これを見つけた。この本は、汽車が走っている絵が描いてあって、「ぽぽぽぽぽ」と擬音が書いてあるだけなんだが、それがまたいい! 余分な文章が無いので、子どもと話しをしながら空想の世界で旅をできというか。2歳半の次女は、字は読めないんだけど本を読む。絵から物語を読み取ってる。たとえば、3ひきのこぶたの絵本を開きながら、「おおかみさん、がおー。こわーい」と嬉しそうに読んでる。そういう時期におきまりの文章なんて蛇足。絵を見て空想で楽しめるかどうか。この本を立ち読みした瞬間、ズガンと衝撃が走りました。
息子が生まれたのが10月。冬の間は寒くて外に出られないから・・・と、生後2ヶ月から絵本を読んでました。この本を読んだとき、息子が初めて絵本に反応して声をあげてわらいました、6ヶ月になったころには自分で持ってきてカバーを破り、かじり…。大人が見たら「なにこれ」と思ってしまうような「ぽぽぽぽぽ」とか「ぴ」とか、擬態語だけの絵本ですが、それがかえってよくて、子どもの想像力をかきたてるみたいですよ。1歳すぎた今でも楽しんでます。長く付き合える1冊です。
はじめて絵本を開いたときに「をを!をを!」と汽車を指さしていた1歳4ヶ月の息子が、次からは自分で「ぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽ」と声を出しています。 汽車がトンネルから抜けるページでは「ばあ」。<P>大好きな1冊になりそうです。