ホント、「ともだちや」かあ・・・と思いました。<BR>「いっしょにあそぼ!」が友だちになるきっかけだった私達の子供時代とはちょっとちがう発想ですね。キツネさんらしいといえばそんな気もするけれど。ところが、このキツネさん、ミミズクおじさんに言わせると、森一番のさびしがりやだったんです。「ほんとうのともだち」オオカミさんにであってよかったね。<BR>「え~、ともだちやです」じゃなくて、「え~、ともだちはいりませんか」っていってスキップしてかえるキツネさんになりました。<P>ところで、この絵本の動物達、みんなカタカナ・・・・キツネ・クマ・オオカミ・・・・これって、それぞれの動物本能とちがった性格で描かれているせいかなあ・・・なんて、一人思いました。なぜって、最後までオオカミさんに食べられちゃわないかしらとちょっと、心配したんですもの。
人と人とのお付き合いは、一生ついてまわるものですから。それに・・・ 一生、誰とも口を利かずに生きていかれませんから。中でも、友だちは大事です。ほんとに困ったときに、どれだけの人が手を差し伸べてくれるでしょうか?<BR>人間関係を考えさせられる本ですね。友だちはお金じゃ買えないもんだよね。<P>≪幼稚園≫で、しっかり習った事でさえ、忘れてしまった大人たちの、何と多い事でしょう?!<BR>「きつねさん、良かったね。」って、ほうっと胸を撫で下ろしました。<P>どこかで、泣いてる子 いませんか?
定期的に小学校へ行って、読み聞かせをしています。 この「ともだちや」は、子供達がとても気に入ってくれている本の一つです。 ある日「さびしいひとはいませんか?」のところで「いるよ。それはにんげん。」と答えた男の子がいました。 いつもやんちゃで、読み聞かせの時間にも動き回っている男の子から、こんな言葉を聞いて、ビックリしました。<P>みんな、やっぱり、ともだちが欲しいんだね。