|
| 自殺死体の叫び
(
上野 正彦
)
元監察医の著者が自らの体験と経験に基づいて書いている、こう言ってはいけないのだろうけれど、『死体』シリーズの文庫(版)最新刊。<BR> 物言わぬ死体から、最期の言葉を聞き取り、そしてその人物の現実をまざまざと見詰めてきた著者だからこそ言える『生者への言葉』。読む度に考えされられて、そして自分を見詰め返すきっかけにもなる。<P> この本には、様々な『自殺』の事と、それに連鎖する関係者達の悲喜交々を客観的かつ率直に書いてあり、著者の自殺を考えている人への抑制と防止、その思いが詰まっています。
|