父に勧められてこの本を読み灰谷健次郎の本を読むようになりました。この本を読んで「やっぱり先生になりたいなぁ」と思いました。さすが作者も先生だっただけあって子どもの気持ちや先生の気持ちがうまく表現されています。たくさんの人にこの本を読んで様々なことを感じて欲しいと思います。心に残る作品です。
今までに読んだ本の中で一番感動しました。大好きな作品です。<BR>内容もわかりやすく、長編でも一気に読めました。<BR>とにかく名作なので多くは語りません。時代・年代を問わず全ての人に読んでもらいたいです。
はじめて、レビューを書きます。3人娘を保育園に通わせて働くママです。子育てとフルタイムの仕事に追われる毎日で、小説を手にすることもなかった毎日でしたがふとしたチラシから灰谷氏を紹介する文章を目にする機会があり最初に手にした本がこちらでした。神戸で小学校の先生をされていたという氏の経歴から、私には、この4月より小学1年生になる長女がおりますので興味がわかないはずはありません。結婚したばかりの新任の女の小谷先生が、受け持ちクラスのこどもたちへそそぐその愛情いっぱいの奮闘ぶりには、ぐんぐん引き込まれるばかりでした。文字も読めない、話もできない、トイレのしつけができていない、いろいろな状態の子どもたちに真摯に向き合うその姿は母親以上のものがありました。また、彼女が結婚した相手が、自分の妻を腰掛のつもりで先生をさせているとしか理解していない状況など現代の夫婦のあり方を問う私たち世代へも考えさせられる課題を含んでいて決して児童文学とジャンルづけるだけの内容ではなかったです。この1冊をきっかけに私はどんどん、灰谷文学にのめり込みそうです。自分の子どもたちと一緒に成長していけるバイブル本になりそうです。