「変わったこと」を求めるあまり。ちょっぴり頭がヘンになってしまった女子高生・涼宮ハルヒと、その「奇行」になぜか付き合うハメになった主人公が繰り広げる、非日常系学園ストーリー(ちょいラブコメ)。<BR> 第8回スニーカー大賞<大賞>受賞作である本作、いや作者の最大の魅力のひとつが「独特の語り口」だ。たとえば<P>「うららかな日差しに眠気を誘われ、船をこぎこぎ首をカクカクさせていた俺の襟首がわしづかみにされたかと思うと恐るべき勢いで引っ張られ、脱力の極みにいた俺の後頭部が机の角に猛然と激突、俺は目の前に刻の涙を見た。」<P>といった文体に嫌悪感を覚えてしまうような人は、この作品を楽しめないかもしれない。だが、後半は「さすが大賞」とうなりたくなる展開を見せるので、食わず嫌いにならず、ぜひ手に取って欲しい一冊だ。「朝比奈みくる」ちゃんという萌えキャラももちろんいることだし。
ハルヒの結成した「SOS団」のメンバーを中心に展開していく本作。<BR>とにかくキャラの個性が光っています。<BR>ありえないような設定もキャラの個性と勢いのある作風で押し切る。<BR>そんな有無を言わさぬ面白さがあって思わずニヤリ。<BR>いとうのいぢさんのイラストでさらにニヤリ。<P>ライトノベル好きなら老若男女読んで損無しかと思います。
読んだ後にとても気持ちのいい気分になれた作品です。<BR>キャラクターの個性がまず気持ちい。誰一人とっても普通じゃない。そんな奴らがひたすら突っ走っていく非日常的痛快コメディー。<BR>自分の生活も少し見方がかわるかも?