いつか時が汝や愛する人を永遠の眠りに導く前に、死の概念の根源的意味合いから死の喪失感や悲しみといった人生の岐路における悲しみのハードルをありのまま、心のままに受け止め乗り越えるための示唆を与え学ばせてもらえる死生観のレッスン本です
何事も原因と結果で判断する「因果論的」立場から、「生まれが悪い」という変更不可能な原因を「拠り所」としながら不幸なエピソードを重ねていく方と関わりがあります。そのような方に、時々「例えばこのような目で、今までの出来事をみてみたらどう?」と、今の、あるいは今までの出来事は、その人が「何か」に気付くための「メッセージ」であるという「目的論的」立場から物事を眺めてみることを勧めることがあります。最近は「プロセス指向心理学」といった目的論的立場からの心理学も市民権を得られつつあり嬉しい限りなのですが、なにぶん「じゃあ、いったい何を伝えようとしているのか」について書かれている書物が少ないのです。そんななか、この本はその「何か」を具体的に示した「目的論的生き方の具体的レシピ本」といえます。ひとつ間違えると「聖書」と同じ位置付けになってしまいますが、何か困ったとき、ページを開いてみると、そこに「何か」が書いてある。そんな役立て方もできる本だと思います。
自分が抱いていた悩み、「本当の自分とは?」「母親へのコンプレックス」などに対する答えが、<BR>この本を読むことによって静かに受け入れ、見つめなおすきっかけを与えてもらったように思います。<BR>今まで、あるがままの自分を愛して欲しいと願っていた私は、同じように<BR>周りの人を「あるがままに」受け入れていただろうか・・・。<P>「全ての出会いに意味がある」<BR>この本にも、この本を知るきっかけとなった出会いにも感謝しています!