巷説百物語 みんなこんな本を読んできた 巷説百物語
 
 
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巷説百物語 ( 京極 夏彦 )

百物語と言っても実際本の内容は7話でした。<BR>「100話もあると読めない」と思った人はそんなに入って<BR>いないので気軽に読めると思います。<P>本はすらすらと読みやすく、一話一話もちょうど読みやすい<BR>くらいの長さなので「何度かに分けて読みたい」と言う人にも<BR>お勧めです。時間が少ししかないけど読もうと思う人にも段落が<P>しっかりと区切られているので細かく読むこともできます。<P>怖過ぎず、怖くなさ過ぎず、大人から子供まで読める本だと思います。<BR>日本の昔話を読んでみようと思った人は読んでみてください。

ひとことで言えば彼等は必殺仕事人なのに、決して正義の味方というわけではない。<BR>また、悪人をバシバシと叩き斬るという感じではなく、手口が巧妙なのだ。<BR>タイトルにもなっている「絵本百物語・桃山人夜話」の妖怪話に忠実な展開となっている。<BR>堪らなく面白かった。<BR>この本の裏表紙がまたすごいのだが、一番最後の話、「帷子辻」に関係してくる。

7つの話を「嗤う伊右衛門」でもおなじみ又一・お銀・百介などが転がしていく。それがたとえ悲しい結末を迎えるとわかっていようとも・・・。 内容的にはワンパターンなところがあるが、「時代劇」というものを中心に据えれば我慢できる範囲であろう。 また、この本を原作としてwowowではドラマが。そして同名タイトル「七人みさき」が2000年夏に映画化された。<P>又一役には田辺誠一、お銀役には遠山景織子、百介役に佐野史郎など豪華な顔ぶれである。また、本人が出演していたことも話題に・・・。 悲しくて切ない人間模様が浮き彫りにされたショートストーリーが満載。とても読みやすいです。あの薀蓄がどうも、という京極初心者にも安心してオススメできる一冊です。

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巷説百物語&nbsp;&nbsp;&nbsp;泉鏡花賞受賞作『嗤う伊右衛門』にも登場する小股潜りの又市が、江戸の世を舞台に悪党を退治する時代小説の第1弾。デビュー作『姑獲鳥の夏』に始まる「憑き物落とし」中禅寺秋彦が活躍する作品群とは、また味わいの異なる妖怪シリーズだ。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;寺への帰路で豪雨に見まわれ、やむなく途中のあばら屋に逃げ込んだ1人の僧。小屋には白装束の御行、人形遣いの女、そして初老の商人と若い男が居合せていた。雨宿りの余興に始まる「百物語」。一見無関係な怪談話は、意外な符号を伴って僧の心の内で形を成す。小屋の外では「しょり、しょり」と何者かが小豆を磨く音が。やがて僧は、恐るべき怪異と出会う…。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;立ち現れるのは、江戸時代の絵師竹原春泉の『絵本百物語』に描かれる小豆洗い、白蔵主(はくぞうす)、舞首、芝右衛門狸、塩の長司、柳女、帷子辻(かたびらがつじ)の7妖怪。又市をはじめとする小悪党一味、山猫廻しのおぎん、事触れの治平らは巧妙な罠を十重二重(とえはたえ)に張り巡らせ、どうにも立ちゆかない事態を「妖怪」のしわざとして収める。著者自身の言葉を借りれば、本作は、難事件を「妖怪」と名づけて払い落とす中禅寺のシリーズの「裏返し」なのだそうだ。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;又市は「悪党だから死んでもいいなンていううざってェ小理屈も俺達にゃァ関係ねェ」とうそぶく。そして「悲しいねぇ」と言葉を継ぐ。登場する妖怪たちは、人間の心の闇や業(ごう)が形を成した末の「悲しい姿」だ。そもそも春泉の『絵本百物語』は人間の醜い心を風刺したものでもある。その業を見据える又市の姿が、たんなる勧善懲悪の時代劇ではない深みを物語に与えている。(中島正敏)
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