この本に、収められている詩は、どれも素晴らしく、2日で一気に読み終えてしまった。<BR> もしも、無理矢理難点を付けるとすれば、出版物にしては、あまりにも稚拙過ぎる言葉が多い事であるが、この本は逆にそれがプラスになっていると思う。<P> 子どもさん達の素直な想いを「そのまま」文字にしているからこそ、『生きるという事の重み』が、しっかりと伝わるのだと思う。<BR> 特に、今何か悩みを抱えている人には、必ず何かを伝えてくれると思う。
何度読んでも涙なくして本を閉じることができまん。<BR>こういう読み方は本来邪道ですが、行き詰ったとき、どうしようもないときコッソリ読みます。<BR>病と戦い、病とともに生き、純粋にただ生き、その「生きる」輝ける姿を読んで、また涙し、明日の活力としています。<BR>自分なんてどうでもいいと思っている人は必読です。
私自身、この本が出版された頃に交通事故に遭い、今もなおその後遺症に悩まされています。とはいえ、病院の先生方のおかげで今は普通の生活がおくれます。この本を読み、自分以上に苦しんでいる子どもたちが、自分以上に頑張って、一生懸命生きようとしていることに心をうたれました。いままで事故のことにくよくよしていた自分が恥ずかしくなり、それと同時に、事故に遭った自分だからこそできることがあるのではないだろうかと改めて考えました。一度は止まりかけた命ですが、まだ動いています。私は看護学校への進学が決まったので、そこでも、これからも頑張って生きていきます。