|
| 11分間
(
パウロ・コエーリョ
旦 敬介
Paulo Coelho
)
人が人と出会うことは奇跡である。人が人を愛することも。主人公マリーアは娼婦を生業としながら常に自分の心の声に耳を傾け深く深く丹念に自分の愛を求めていく。マリーアは娼婦でなければならかったのか?それはわからない。が、愛とセックスの意味を真っ向から探求する姿は修行僧のようであり、娼婦であることは彼女自身が自分で選んだことには間違いない。大切なのは様々な出会いの中で自分の意思で何かを選び取り、選んだ世界で真摯に生きていくこと。そして誰にでも必ずその人だけの愛とセックスがあるということを信じさせてくれる。この本は私の宝物になった。
|