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| ハーレムの熱い日々―BLACK IS BEAUTIFUL
(
吉田 ルイ子
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出版されてから時間がたってしまったドキュメンタリ-というのは、一般にその魅力を失ってしまうものが多い。でも、この本は、描かれている時代そのままの熱さを、読み進めば読み進むほど、読者の体に沸き起こしてくれる。私は、この本を電車の中で読んでいて、2回も自分の降りる駅を通り過ぎるのに気が付かないほど夢中になってしまった。ハ-レムに住んでいるミュ-ジシャンの話や写真も、音楽好きの私にはたまらなく魅力的だった。
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