吉田松陰が最期に同志たちに宛てた、魂の絶唱です。処刑前日の夕方に書き上げた物ですが、遺書と言うよりは最期まで檄文であるように感じるのが流石吉田松陰先生。しかし第八章では壮絶な悲壮感もあります。<P>魂留録 本文の前に、簡略な松陰先生の経歴や久坂玄瑞ら松門四天王たちの経歴なども書かれており、古川先生の読み易い文体で現代語訳された【魂留録】自体も素晴らしいです。松陰先生がお好きな方は是非、お求めになられるべき一冊です。
<BR>「 燃える命 」と出会いました。<P>吉田松陰が全身全霊をぶつけ死の前日に書き上げた留魂録が<BR>理想的な形で蘇りました。手のひらに収まる文庫に収まったことで、<BR>松陰先生を肌身離さず持ち運べることになりました。<P>人生に限りがあるとするならば、ポケットに入った留魂録の原文五千字と<P>ふとした時間に向き合うことが自らを昂ぶらせることになるのです。<P>僕はこの本を買って、毎日松陰先生の魂と向き合うことになりました。<BR>人生に限りがあることをハッキリ意識することは、命を大切にすることです。<BR>松陰先生が僕たちに語り掛けてきます。僕たちは答えを出さねばなりません。<P>いかに生きるのか? 何をなすべきか? 人生の目的は?<BR> <BR> <P>二十一回猛士の首が落ち、志士たちは走り始めました。<BR>僕たちは、いつになったら命懸けになれるのでしょうか?<BR> <BR>2030年8月4日(日)、松陰先生の生誕200年を迎えます、<BR>この日までには結論を出したいところです。<BR>あまり時間はありません...
安政の大獄で斬殺された吉田松陰先生の親、生徒に宛てて書いた最後の遺書。幕末に皇国を思いながらも、壮絶な最後を遂げたられた先生の最後が読み取れる。涙無しには読めない本。