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| 羊をめぐる冒険 (下)
(
村上 春樹
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ある意味で完結しています。映像でなけ小説でしか味わえないこのムラカミワールドに誘います。 高校1年生のときに読んだ本ですが、<BR>今再び読んでみて、<BR>以前に読んだときより、<BR>話の筋がすっきり理解できました。<P>はじめて読まれる方は、<BR>急激に話の筋が変わる展開に、<BR>戸惑われるかもしれませんが、<BR>何回も読むか、<BR>少し間を空けて読むと、<BR>もっと理解できると思います。<P>文章だけで、<BR>これだけ考えさせられ、<BR>わくわくさせられる小説は、<P>あまりないと思います。<P>お勧めです。 上巻が羊をめぐる問題を書いたものであるとすれば下巻は題名の通り羊をめぐる冒険が始まります。「僕」にとって羊とはいったいなんだったのだろう。もしかすると「青春」という言葉に変えることができるのかもしれないし「人生」そのものなのかもしれない。それとももっともっとちっぽけなものに過ぎないのかもしれない・・・。そんなことを考えていたら寝つけなくなりました。推理小説でもなく恋愛小説でもない、しいて言えば「心理小説」とでも言うべき面白い本です。
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