あまりこういう本は読まないんですが、新聞でこの本を紹介してあるのを見て本屋さんでたまたま見かけたとき買いました。そのたまたま買った本が一生ものの本になりました。はじめて『この本に出合えてよかった』って本を読んで思いました。はじめて本を読んで泣きました。大平さんのように実際自殺したことはありません。でも自殺しようと思うことはよくあります。僕が自殺しない理由は、大平さんのそれとけっこう似てます。人生が嫌になったとき本棚からこの本をとりだして机に立ててながめたりします。そのうちパラパラとページをめくります。それで終わることもあれば、ところどころ読み直しはじめていつのまにか結局全部読み直しちゃうこともあります。そしてまた泣いちゃいます。そして謙遜な気持ちや勇気や言葉ではあらわせないなにかをまた僕にくれるんです。
いっきに読みました!!しかも夜中に一人でボロボロ泣きました。<BR>その当時は浪人中だったのですが、私もなんでもできそうな気がしたし、すごく元気が出ました!!<BR>読んで損はありません。私は何かに悩んだらもう一度読むつもりです。<BR>それにしても、こんなに人間味のある弁護士ばかりだったらいいなって思いますね。<P>私も弁護士を志望しているのですが、現在の法曹にはかなり問題があります・・・。
苛めの悲惨さ。彼女は理由もなく理不尽に苛められたことをきっかけとして切腹による自殺未遂、家出、不良化そし て16歳にして暴力団組長の正妻の座に収まることになる。<P>無軌道かつ破天荒な人生を歩んでいた彼女を救ったのは肉 親ではなかったことが興味深い。知人の男性の説得により<P>彼女は自分を苛めた相手との思い出への訣別と復讐のために司法試験に挑むこととなる。中卒程度の学力しかなかった彼女は血の滲むような努力によって見事に試験に一発合格する‥。<P>この本が迫力があるのは彼女の実体験に基づいておりそれらが脚色なくありのままに書かれていることにある。彼女はいま自己実現のために苛めや暴力を生んだ社会に対して弁護士という立場で戦いを続けている。<P>困難な壁にぶち当たったときに一読するとふつふつと生きる勇気が沸いてくるであろう。私の一押しの本である。