金持ち父さん系(?)の本は良く読むのですが、淡々と平易に書いてあって読み易かったです。<BR>主張を押し付けているわけでもなく、マニュアルを載せているでもなく、お金持ちになる為にどんな考え方をするのが良いのかについて筆者の見聞きした事を引き合いに出しながら書いてあります。<P>実際にお金持ちになるための行動を始めるには、自分で調べたり他のマニュアル的な本を読む必要があるでしょうが、自分の目指す姿を思い出すために本棚に置いておきたい本です。<P>以上
陸続きであったヨーロッパ諸国は、隣国の侵略や王の気まぐれなどによって、<BR>いつ自分の資産が取り上げられるかわからない状態が続いていました。<BR>彼らは「自分の運命を国に委ねるな」、「他人のらくだには乗るな」を合言葉に、<BR>自分の資産を安全に守る措置を考え出しました。それは資産を国外に持つことであり、<BR>やがてプライベートバンクに発展します。<BR><BR>本書は自分の運命が、国家の運命に左右されないやり方(PTMC)について<BR>基本的な内容を説明しています。具体的には、オフショア、プライベートバンク、<BR>永住ビザです。ロシアやアルゼンチンを見ていると、国境を越えたリスクヘッジは<BR>理想的でしょう。ただ、PTMCになるには資産からの不労所得で生活できたり、<BR>作家や歌手など特殊な職!であることが必要で、一般人にはなかなか実践できないと感じました。<BR>ロースさんは「さあ、あなたも今からやりましょう。」と簡単に仰っていますが。<BR>また本書はあくまでも大雑把な概念の説明であって、これだけで<BR>読者が一人で具体的に実行することは困難でしょう。How toを望むなら<BR>「海外投資を楽しむ会」の本をお勧めします。<BR><BR>最近、世界的に人や資金の流れを制限する傾向があります。<BR>アメリカは自国民に海外口座を開設できないようにして、資産の逃避を防いでいます。<BR>ヨーロッパではシェンゲン条約によって移民の締め出しを図っています。<BR>日本では外為法改正の際に100万以上の現金持ち出し、200万以上の海外送金には<BR>金融庁に報告され、資産疎開を防いでいます。海外口座を開設するときに、<BR>特に最後にあった「日本人の海外送金の注意点」は参考になるでしょう。
今までたくさんの本を読みましたが、いまいち内容が無い本ばかりでした。知り合いの薦めでこの本を読んでみました。とっても内容のある本だと思いました。この本を参考にさせていただきたいと思います。また、知り合いにも勧めてみたいと思います。