連載をお持ちだったことは知らず、書店で見つけて手にしました。<BR>さて・・・これは、エッセイ風の日記、というテーマなのでしょうか?<BR>どうも彼女自身が、はしゃいで筆がすべったのではないかという箇所が<BR>多々見受けられ、それがこの本の中途半端さを決定的なものにしていると<BR>思います。<P>書かれるにしても、旅行者か住人か、ご自分の意識がきちんと固まられてから<BR>のほうが、よかったのではないでしょうか。<BR>正直、何だか、彼女の私生活をのぞき見「させられている」ようで、あまり良い<BR>気持ちはしませんでした。<BR>ガイドブックとしては、特に目新しい内容はなく、少なくともリピーターなら<BR>知っていることが大半です。<P>彼女のファンか、パリ生活に漠然とした憧れを抱いている人に対してでなければ、<BR>あまり意味のない本だと思いました。
友人から危険だから行かないほうがよいといわれたところも江里子さんは勧めてました。もしかしたら住んでいる方からすれば(勿論注意はしますが)大丈夫なんだなと思い行かなかったことをちょっと後悔しました。彼女の文章からは自分の置かれた状況、周りの人達を大切に慈しむ気持ちが伝わってきます。人を悪く思わず常に前向きに自分の好きなことをこだわりをもって探している彼女に共感しました。「日々の生活を楽しむ」そんな当たり前だけど素敵な事を自然にしているのでしょうね。見習いたいです。
掲載されているお店の数も、エッセイの内容自体もごく軽いものであるとは思いますが、私が注目したのは、紹介されているお店と一緒に、江里子さんが出ている点です。(カフェの紹介では、カフェで食事をしている江里子さん・・という具合です)<P> パリは日本とは比べものにならないほど「どこで何を着るか」とか「自分には何が似合うか」ということにこだわるところです。<P> 高級レストランではレザーのスタイリッシュなワンピースに小さなバッグを持って・・・とか、ショッピングには白の潔いパンツスーツにベビーブルーのストールを合わせて・・・とか、TPOを意識しながらも個性的であるお洒落のヒントがたくさん★<BR> もしもあなたがパリに旅行するには「荷造りのためのテキスト」として役に立つと思います♪