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| 商売の原点
(
鈴木 敏文
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今ざっと目を通したが、いつもながら鈴木さんの話は「当たり前だが、忘れている大事なこと」ばかり。まさに「ハッ」とさせられる。そのほとんどは実行しようと思えば弱小商店・会社でもできることばかり。<P>問題はそれを「継続」できるか、または「全社徹底」できるか。<P>この本は鈴木さんが全国のセブンイレブンOFC:フィールドカウンセラー=店舗指導員を、創業以来30年毎週集めた会議:約1300回分の「速記録」を、権威ある月刊誌「商業界」の元編集長で、今は玄人好みの気鋭商業誌「オフィス2020」社長の緒方知行さんが、スタッフらと丸4年以上かけて「鈴木さんの生の声で大事な部分」をまとめたもの凄い労作。<P>セブンイレブン・鈴木さんの本は多いが、その大半はライターの取材物が多㡊??中、この本は傑出している。ノウハウそのもの。<P>ただ、いわば社内秘密会議を暴露してもいい・・・とした鈴木さんのスゴサ=いくらでもマネしなさい。ただし、効果を出すには30年はかかるよ。それまでには我々は常に先を行くよ・・というスゴサと自信が垣間見える。<P>私は小企業専門の、小が大に勝つ「弱者必勝のランチェスター戦略」コンサルだが、同じくランチェスターを勉強している強者の鈴木さんには勝てない。弱者は最後は、家業、または職人で勝つしかないな。大手に勝つには。
商売の原点
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| 日本に初めてコンビニエンスストア・チェーンを導入し、その後セブン‐イレブンを名実ともに日本一の小売業に育て上げた名経営者、鈴木敏文。セブン‐イレブンやイトーヨーカ堂の成功、そしてこの人物を題材にした著作は数多い。しかし本書は、セブン‐イレブンで創業以来、毎週行われている社内の全体会議での、彼の発言をまとめたもので、生のメッセージを伝えているのが特徴である。かつて、「変化への対応と基本の徹底」をスローガンに、グループの業務改革を進めたということだが、本書はそのうちの「基本の徹底」をテーマにしたものといえる。それに対し、姉妹書の『商売の創造』は「変化への対応」が主題となっている。 <p> 鈴木敏文によれば商売の基本原則は、「クリンリネス(清潔)」「フレンドリーサービス」「鮮度管理」「品揃え」の4つだという。きわめてシンプルな原則であるが、各店舗や本部がこれを徹底し、継続していくことの大切さを、繰り返し述べている。そして、常にお客様第一の視点で考えるべきであると強調する。 <p> 本書に出てくる話題は、セブン-イレブンとイトーヨーカ堂内部の極めて実務的な話が殆どである。しかしそれだけに説得力があり、またコンビニエンスストアのビジネスの内幕をかいま見ることができて大変おもしろい。この名経営者の訴える、基本重視の考え(そして、それを実行することの難しさ)はどのビジネスにも共通することである。業種を問わず、企業経営に携わる人におすすめしたい1冊である。(戸田圭司) |
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