アニメを見て戴国の行く末が気になりこの本を読み始めました。<BR>私はアニメを見てからなので原作を読むのはこれが初めてです。<P>一度読み終わった後は泰麒が十二国の世界へ戻ってきたものの悲しさが抜けませんでした。それは私が泰麒びいきだからですが、二度読み三度読みしていくうちに李斎がなぜ命懸けで慶を目指したか、その李斎を温かく迎えた陽子たち、泰麒を助けようと奔走した登場人物たちに十二国記の魅力を新たに見た気がしました。<P>戴国の過酷な運命に立ち向かう泰麒・李斎にエールを送る十二国記の仲間たちは本当に素敵です。きっかけはアニメでしたが十二国記にすっかり魅せられてしまいました。<BR>中嶋陽子から始まる原作はアニメとは少し違うようなので読もうと思っています。
このお話の中でいちばん笑わせられたのが、<BR>延王VS氾王が対峙するシーン。<BR> 自他ともにみとめる質実剛健タイプの延王と<BR>華麗・美麗であることが売りの氾王がめらめらと火花をちらすかの<BR>ような会合は、とても可笑しいし、ほほえましくもある。<P> さすが延王の「天敵」であらせられる氾王は愉快であることこの上ない♪<P> 豪快でいかにも「男性的」な延王も大好きだが、そんな彼をも上回る<BR>美男で異色な人間性で誰をもひれ伏せてしまう氾王のオーラも好ましい!<P> この二人の「対決」をどこぞで書いてくれませんかね~。小野さん。(笑
さてさて、黄昏の岸 暁の天 (上) につづき(下)です。(上)では李斎から話を聞き、もしくは訊き、戴国について吟味しておりました陽子ですが、ついに!戴国を救うため出来る限りの事はしてみる、と李斎と約束。<BR>延主従の大国パワーをもってして、12国に呼びかけます。・・・が、この先は秘密です。ご自身で買って読んで秘密を明かしてください。