ぼくが愛するロック名盤240 みんなこんな本を読んできた ぼくが愛するロック名盤240
 
 
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ぼくが愛するロック名盤240 ( ピーター・バラカン )

著者のことを知りませんでした。<BR>紹介されている240の名盤のうち、60年代に分類されているのは73作品もありますが、90年代に分類されているのは9作品しかない。しかも、ヴァン・モリソンばかりが頻出し、数少ない90年代の中にすら一作が入っている。<P>趣味の問題ということではなくて、年代的な偏りが気になりました。六十年代や七十年代をロック全盛と見るのは分かりますが、著者が90年代のロックに対して、どのようなことを思っているのか知りたいと思いました。<BR>ちなみに、パンクロックは根こそぎ、何も取り上げられていません。これには個人的に、ちょっと驚きました。

僕がピーター・バラカンさんを知ったのは20年くらい前にTBSの深夜に放送していた「ポッパーズMTV」でした。この時代はMTVの全盛期で、日本でも、この手の番組を数多く放送していました。でも、この番組だけは異質で、彼が制作サイドに深く関わっていたためだと思いますが、他の番組では放送しないような曲を流していました。自分が、この番組で知ったアーチストは数多くあって、ニューオーダーのラブ・ビザール・トライアングルやコステロのi wanna be lovedなどを知ることができました。<P>この本ですが、いきなり最初にツェッペリンはツェペリンと発音すべきで、この本では、そう書きますなんて(他にもブルースはブルーズと書いてあります)、いかにもイギリス人らしい頑固なこだわりを見せるところから始まります。でも論評は、とても丁寧で、そのアルバムとの出会いなどを、当時の回想を交えながら解説していて、そのアルバムを聴いた感動が伝わって来ます。かなりマイナーなアーティストからビートルズやストーンズなどのメジャーなアーティストまでかなり幅広い選択をしています。僕も、この本を読んで、たくさんのCDを聴くことができました。<P>彼は、今、土曜日の朝のNHK FMで番組を担当していて相変わらず自分の好きなアーティストばっかし流しています。ときにはアナログ盤で(多分、彼自身のコレクションだと思います)ボツボツ、ノイズが混じるレコードもお構いなしに、流しています。(ある意味、新しいのかも)

 大きな私立大学に通っていました。キャンパスに(そして、教室に)満ち溢れる喧騒は、人付き合いが苦手な私にとっては耐えがたいもので、いつも図書館に逃げ込んでいました。そのカビくさい書棚の隙間で、私が手にしたのが、この本でした。書物と並んで、私を現実からエスケープさせてくれ、同時に現実に繋ぎとめてくれるものがロックでしたが、年をとっても楽しめるのか?という疑問と不安が常にありました。バラカン氏の知的で落ち着いた雰囲気は、ロック・ファンとして成熟することができる、と信じさせてくれるものです。私に「リトル・フィート」という言葉を教えてくれた、この1冊。ありがとう。

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