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| 宇野功芳のクラシック名曲名盤総集版
(
宇野 功芳
)
現在の日本における最高の音楽評論家である宇野氏による名曲名演奏案内。新書版をグレードアップさせ、ばらの騎士など新書版に収録されていなかった有名曲についての氏の評価を知ることができる。<BR> 私がクラシックを聴き始めたのは大学2年からであるが、以来、氏の著書を参考にしながら、コレクションを続けている。<P> 氏の評論が信頼できるものであることは、フィガロの結婚においてクレンペラー盤をためらいもなく激賞していることだけでも明らかである。私は氏の著書によってクレンペラー盤を知ったが、これほどすばらしい盤をなぜ他の評論家が評価しないのか、全く分からない。音楽の本質、演奏の本質をとらえる能力において、氏の右に出るものはいない。<P> また、音楽評論家には、やたらと音楽理論や作曲の技法を細かく述べる人が多いが、私のような聴く専門のファンにとっては極めて分かりにくく、しかも本当にそれが批評の本質であるのか大いに疑問である。しかるに氏は、音楽理論、作曲技法について誰よりも豊富な知識を有していながら、滅多にそうした知識を披露することはせず、誰にでも理解でき、かつ本質をとらえた批評を展開する。この才能は敬服に値する。<BR> この本は、クラシックCDをコレクションするにあたって、確かな、最高の羅針盤となってくれることは間違いない。
基本的には宇野氏のこれまでの新書シリーズの総集編ですが,新しい曲目解説も大幅に増えています。特にショスタコーヴィッチにページを割いてくれているのがうれしい。
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