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| 心に夢のタマゴを持とう 講談社文庫
(
小柴 昌俊
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本書は、ノーベル賞学者、小柴昌俊東大名誉教授の講演記録である。<BR>1つは小学生、2つは高校生を相手の講演、3つ目に東大卒業式での祝辞で話された、それぞれユーモアに富んだ講演記録からなっている。<BR> 全編、漢字にはふり仮名がふってあるので、小学生でも読める本になっている。<P> この本を読んだ人は、真理の探究にはどのような態度が必要か、人生においてどのように生きていけばよいか、各人によって違いはあるが、何か大切な物を得ることができるでしょう。<BR> 解説として、小柴先生が受けた学校教育として、旧制高等学校について書かれた一文を載せているのも貴重な配慮である。<P> 私は、この本を親戚の小学5年生の女の子に贈ろうと思っている。
高校・小学校・大学での講演の内容ですが、ニュートリノという非常に難しい分野の話ではありますが、読めばそのすごさの一部は十分に感じます。小学生の感想文も載せられており、その感性と小柴先生の感性が混じり合った感じが何ともいえません。<BR>難しい、物理の話よりもっと大切な人生のメッセージが込められて本です。
心に夢のタマゴを持とう 講談社文庫
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| 2002年のノーベル物理学賞受賞者、小柴昌俊博士のスピーチを1冊にまとめた本。収録されているのは、博士の母校である神奈川県横須賀市立諏訪小学校の創立100周年記念講演、神奈川県立横須賀高等学校の創立90周年記念講演、東京大学卒業式における祝辞、の計3本。いずれもスピーチをそのまま収録したものであり、専門家向けの話ではないため、内容は非常にわかりやすい。それぞれ博士の学生時代の話や研究の概要について、興味深い話が展開されている。 <p> 小児麻痺で苦しんだ中学時代、「どこに行くか知らないけども、物理に行けないことだけは確かだよ」と教師に陰で言われ、あえて難関の物理学科に挑んだ大学時代、生活費をまかなうのもやっとだった貧しい大学院時代、そしてノーベル賞受賞者、朝永振一郎博士との偶然の出会い…。大きな字で150ページちょっとの薄い本ではあるが、ここに記された博士の半生から学ぶことはあまりに多い。諏訪小学校のスピーチで触れた「夢のタマゴ」の考え方からも、充実した人生を歩むためのヒントを読み取ることができるだろう。(土井英司) |
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