今まで読んだNYガイド本&エッセイの中で一番おもしろかった。著者の文章力に引き込まれてあっと言う間に読み終わり、早々に前作も買い求めました。NYには1年半程住んでいたが、うんうんそうそう、と何度頷いたことか。NYを好きな人には楽しい本です。そして、前作・本作にも登場するお友達キャラがサイコウです。私もお友達になりたくなった。
著者の筆力は、ニューヨークのパワーにも勝る!気取らない文章が、あなたをこの街の虜にしてくれること請け合いだ。<P> とにかく文章がおもしろい!話し言葉同様の記述が、エネルギッシュなニューヨークの雰囲気を伝えるのにピッタリだ。読み始めたら最後、著者と同じ視点でニューヨーク巡りができる。著者に身近な人物が随所に登場し、かなり庶民的なガイドとなっているところ、思わず笑いが出てしまうこともあるが。それもニューヨーカーとして生活している著者ならではの案内なので、この街で暮らすシミュレーションを見ているごとく感じる。中には著者がちょっと古い記憶を辿って記した個所もあるが、文章からみなぎるパワーにあおられ、それさえも新鮮に思える。<P> この本はニューヨ-クガイドブ!クだけにとどまらない。読者に、どんな環境の元でも毎日エネルギッシュに生きていこうという気概を与えてくれる。著者はこの街でどんな目に合い何が起こっても、へこたれない。自分らしく生きているということが、ひしひしと伝わってくる。これほどまでに活力を与えてくれるガイドがこれまでにあったろうか?<P> 著者のパワーでニューヨークの虜になったあなた。落ち込んだ時はこの本のページを再びめくろうと心に決めるに違いない。
ニューヨークにすんで10年以上になる私は、ニューヨークガイドブックというものには全く興味がなかったのですが、この日はなんとなく仕事に疲れて、何か刺激になるものを探すつもりで書店に立ち寄りました。新刊コーナーで”笑う”といやに明るい”緑の表紙”にひかれ、少し読み出したところ「そうそう、なるほど!ぷふっ!」っと笑ってしまったところで思わず購入してしまいました。<BR>本の中に書かれているレストランやホテルなどは、有名な所もあり知る人ぞ知るの穴場もあり、とにかくニューヨークを知り尽くした人にしか書けない本でしょう。<BR>著者の明るくて、おっちょこちょいでまむけなところが読んでいてとても嬉しくて、それでいて洞察力、文章力、表現力のすごさには脱帽。本当にダイナマイメ?でした。<BR>ただ、通勤に使う電車の中で読む時は困りました!おかしくておかしくて吹き出してしまったり、にやにやしてしまったり...。もちろん第1弾も買って読みましたがやっぱり彼女の才能にびっくり!もう、この調子でどんどんニューヨークを突っ走ってもらいたいです。本当のニューヨークを知りたい人には超おすすめ、という事で星5つです。