そう簡単に東大に行けるなら誰も苦労しない。<BR>第一巻では弁護士と高校生の男女倒産寸前の私立高校(偏差値最低ランク)を舞台に、東大を目指し受験勉強を始める。<BR>東大理1合格までの過程をどう説得力を持たせながら書いていくかを注目すべきマンガである。<P>マンガならではの伏線や登場人物の葛藤を含めながら、受験に合格するためにはどのような能力が必要で、どのようなプロセスで身に付けるかという事が簡潔明快に書かれていてすぐに応用、実践したくなる。<BR>主人公の成長を追いながら、自分も本の内容を実践して効果があるかを確認しながら読むのも面白いのではないだろうか。<P>自己啓発本が好きな人にはお勧めである。下手に個人の成功体験に基づく感覚で書かれた本ではなく、参考文献を書きながらノウハウを記述している。<BR>勉強のスケジュール、時間の組み方に関する部分だけでも気づかされる事はある。この本は東大受験を受ける人には逆におすすめしたくないが。
借金が払えず倒産する事になった高校へ倒産手続きのために送り込まれた弁護士桜木は一計を案じて再建計画を発表する。<BR>その再建計画とは<BR>「5年後に本校から東大に100人合格させる!」<P>偏差値の低い倒産寸前の学校から東大合格者を出すとの案を一笑する関係者に桜木は<BR>「まず来年一人合格させます。そうすれば劇的な変化が起こる!」とぶち上げる。<P>受験には知能はさほど重要ではない。必要なのは根気とテクニックと言いきる桜木。<BR>桜木の戦略は成功するのか?<P>モーニングといえば「ナニワ金融道」や「ブラックジャックによろしく」など問題作を連載してきた雑誌だ。<BR>「ドラゴン桜」は「ナニワ金融道」と並ぶ問題作となれるか?企画倒れで終るか?<P>第2巻は受験にも間に合う2004年発予定。