ウォールストリート投資銀行残酷日記―サルになれなかった僕たち みんなこんな本を読んできた ウォールストリート投資銀行残酷日記―サルになれなかった僕たち
 
 
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ウォールストリート投資銀行残酷日記―サルになれなかった僕たち ( Peter Troob John Rolfe ジョン ロルフ 三川 基好 ピーター トゥルーブ )

アメリカの投資銀行の実態が、かくも生々しく表現されている本は、そうそうありません。テーマとしては本来超重々しくなってしまう内容なのですが、著者二人の天才的なウィットとユーモアによって、とても楽しく読むことができます。私も米国の投資銀行勤務の経験があるので、いちいち「そう、そうなんだよ。」と相槌を打ちながら、一気に読了してしまいました。絶品です。

 昨今の規制緩和を皮切りに何かと注目をあるめる投資銀行。莫大な収入,実力主義などをキーワードに、何かと学生の羨望を集めるこの業種。しかし実態はベールに包まれていて極めてわかりにくい。そんな中実態を少しでも知りたいという要望に答えてくれる『よくできた作品』。行っている業務や、人間関係などが赤裸々につづられている。<P> 所詮は『落ち武者』の発言なので割り引いて読む必要はあるのだが、それでもやはり事実は事実である。ハーバード、ウォートンでMBAを取得し、意気揚々とウォール街に乗り込んでいったはずの2人によると、投資銀行とは「くずみたいな債権、株式を体裁よく包み込んで機関投資家に売る」場所、「投資銀行は価値ある仕事をしているのですごいのではない、とんでもない仕事だと知れているのですごいんだ」とのこと。<BR> 基本的には金融に関する知識がなくても解説をしてあるので読みやすい。また日記形式で、2人が交互に語っているのも面白い。また随所に見せる「チ」的な表現もユーモアがあって非常に面白い。非常によくできた作品である。ぜひとも一読を進めたい。

1990年代半ばのアメリカで、投資銀行に勤めた二人の体験記である。 投資銀行って何をするところ?という疑問があったが、本書によれば 「大量のクズみたいな債券や土地、会社を処理して手数料を稼ぎ、それらを体裁良く包み直して、フィデリティやパトナムのような運用会社、そして疑うことを知らない個人の投資家に、面倒くさい質問はさせずに、買わせる」 ところらしい。詐欺まがいの営みが何故続くのか、その仕組みは本書を是非。<P>しかし、私のような素人さんには、こうした特殊な市場はある種の情報格差によって成り立っているあだ花っぽい気もする。建て前としてでもいいから、こうした投資銀行の機能を知りたいものだ。

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ウォールストリート投資銀行残酷日記―サルになれなかった僕たち&nbsp;&nbsp;&nbsp;本書は、アメリカのビジネスエリートの代名詞でもあるアイビーリーグでMBAを取得し、ビジネス界での成功の野望を引っさげて、一流投資銀行ドナルドソン・ラフキン・ジェンレットに入社した2人の著者が、やがてその現状に失望して、会社を辞めるまでのドタバタ劇を描いたものである。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;実力主義が生む、日本の会社以上に厳しいヒエラルキー、顧客へのプレゼンテーション用資料作りに対する飽くなき執念…。いかに投資家を魅了する(騙す)べく数字を作りあげる(捏造する)かに始まり、その資料のフォント、アンダーライン、紙質などの体裁まで、すべてが上司の気まぐれによって決められる。デッドラインの直前まで二転三転し、結果として著者たち下っ端は徹夜でのたうちまわることとなるのである。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;おしむらくは、こうした著者たちが苦悩のなかでまき散らす数々の愚行・スラングが英語で併記されていないこと。それがあれば、もっと外資系を志す人たちへの指南書たりえたかもしれない。(杉 良介)
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