白薔薇(佐藤 聖)と妹(志摩子)の出会いからロザリオを渡すまでの<BR>プロセス、心情を書いた「片手だけつないで」はとくにお薦めです。<BR>似たもの同士がゆえに、素直に相手に自分を気持ちをぶつけられない<BR>けれど、ずっとそばにいてほしい、そんな人との距離感がとても心地よい<BR>一冊です。
同時収録の「片手だけつないで」は、<BR>白薔薇(佐藤 聖)が妹(志摩子)に出会いロザリオを渡すまでのプロセス<BR>や心情が描かれています。<BR>似ている者同士であるがゆえに、素直に相手に自分の気持ちをぶつけられ<BR>ない、けれど、その人にはずっとそばにいて欲しい、そんな距離感がとても<BR>心地よかった。<BR>ぜひ、一読してみては、価値は十分ありますヨ。
薔薇さま達との「お別れ会」も無事(?)終了し、<BR>卒業式まであと少し。<BR>生徒達はそれぞれ自分たちなりの形で別れのけじめをつけていく。<BR>そんな卒業間際の薔薇さまたちと祐巳のやりとりを描いた『will』<P>いざ卒業式本番、卒業する薔薇様達の胸に去来するそれぞれの出会い。<BR>蓉子さま、聖さま、江利子さま、三人がいつ、どんな形で出会い<P>そしてその友情が今どんな形なのかが分かる『いつしか年も』<P>今まで謎だった聖さまと志摩子の出会いを描いた『片手だけつないで』<BR>祐巳と祥子さまが出会う前のお話ですので、<BR>祐巳がいない山百合会の雰囲気が新鮮です。<P>そんな三作品を収めた「いとしき歳月(後編)」<BR>お奨めです。