本を読む理由の一つに、自分が経験できないことを擬体験できる、ということがあると思います。擬体験とは言い過ぎかもしれませんが、少なくとも普通に暮らしていては知ることのできない世界を知ることができます。この本は、そんな貴重な体験談です。<P>話の内容は、著者の岡崎玲子さんが、アメリカのエリート高校の高校生としての生活を書いたものです。寄宿舎生活の様子が目に浮かぶようで、お話的な面白さもあり、あっという間に読み終わりました。<P>アメリカのエリート達がどのような教育を受けるのかという参考にもなると思います。<BR>新書なのでお値段も手ごろですし、一度読んでみるのも悪くないのでは。
内容もさることながら、しっかりした文章に感心しました。<BR>自慢するでなく、誇張するでなく、伝えたいことや気持ちの伝わってくる文章です。<BR>すがすがしさを感じました。<BR>余計なお世話でしょうけど、著者は、今後どのような道を歩んでいくのでしょうか? <BR>興味あります。<BR>やっぱり、余計なお世話だな…。
レビューでのみなさんのコメントを読んで買いました。読みながら、筆者のユーモアにくすりとし、明るいトーンになんだか読み終わってほのぼのとしました。もちろん、勉強の大変さなど、たぶん文章で読むよりも実際は大変だったのでは、とおもいます、それでも、筆者の前向きな性格からなのか、不思議と楽しい、という印象の残るほんでした。<P>また、私自身、海外で寮生活を送り、授業の進め方など似ているな、とか、寮生活でのイベントなど懐かしく思う一方で、勉強に関しては彼女のようにはできていなかった怠け者だったことまで思い出し、ちょっと苦笑。それでも、自分の人間性の形成には大きく影響のあった時期だと今も振り返るので、この本を読んではからずも自分自身の学校生活まで思いをはせました。