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| 傭兵ピエール (下)
(
佐藤 賢一
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この下巻では、物語の「転」、そして「結」にあたる部分が描かれる。<BR>ほんの少しタルい感じのある「承」から「転」じて、物語は徐々にスピードをあげる。テンポよく次から次へと展開するエピソードが読者をぐいぐいと引きつけ、ラストまで一気に読み進めずにはいられない。<P>史実に基づきながらも、そこに登場する架空のキャラクターをこうもイキイキと描く作者の筆致はお見事! カタカナ名前はちょっと‥なんて敬遠せずに、読んで欲しい1冊です。
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