西欧の歴史、歴史上の人物ものが好きなのでいろいろなものを読んできました。皇妃エリザベートについては、ミュージカルなどで騒がれていることは知っていましたが、本人のことをよく知らなかったので、読んでみました。その前に、図書館で「皇妃エリザベートの真実」を読み、エリザベートものといわれる映画とかも見ました。やはり、当時ヨーロッパの皇室一といわれた美貌の人って一体どんな人だったんだろうととても興味をひかれました。この、「皇妃エリザベートの生涯」は、本人のこと<BR>はもちろん、当時のヨーロッパや、宮廷のことがわかりやすく書かれて<BR>いてよかったです。単なる美貌の人だけでないエリザベートの奔放で意思的な生き方に感銘を受けました。
数あるエリザベートに関する文献の中でも、この一冊は文庫ながらも<BR>分かりやすく簡潔に纏め上げられていると思いました。加えて、写真や<BR>肖像画などエリザベートはもちろん、彼女を取り巻く人々のものまで<BR>豊富に掲載されており、大変読みやすく感じました。彼女の良い面悪い面が手に取るように解り、彼女を身近に感じる事が出来ました。<P>この一冊から私のエリザベート崇拝が始まりました。