美大の学生を中心とする2つの三角関係をライトに描いた恋愛コメディ。<P> この巻では、自分に親身に接してくれる竹本君ではなく、金の亡者(笑)で、才能は腐るほどあるのにどー見ても変人な森田を意識してしまい、2人で買い物に出掛けた際、大好物のプリンまで食べられなかった「はぐちゃん」が可愛い。初めての保護者から離れての生活や、初バイトなどで成長したはぐちゃんが、保護者代わりである美大の講師・修ちゃんと再会した途端、元のお子ちゃまに戻ってしまう場面も可笑しい。
10月から春の終わりまでの物語なので約半年分ですが、切なくなる秋の終わりから楽しいクリスマス、再び切なくなる春と季節がめまぐるしく、いまは冬なんですけどその四季折々の風の匂いとか、心になんとなく影響してしまうこととか思い出しながら読みました。<P>1,2巻と同様、笑わせるところでは笑わせるし、切なくなるときにはものすごく切なくてそのバランスのよさや、時々出てくる手作りの品や食べ物の話になるとこちらもわくわくしたり、本当にいろんな気持ちにさせてくれるすごい漫画だと思います。<P>巻を重ねるごとにはぐちゃんがわずかながら成長していくのですが、成長するのははぐちゃんだけではないというのが伺えるのが今回の巻。<BR>モノローグも冴え渡っています。<BR>モノローグ以外でも、今回は!!んだかすごいことになってます。<P>なんて甘酸っぱいんだろう…<P>読後、ドキドキしてしまいました。