BASTARD 22―暗黒の破壊神 (22) みんなこんな本を読んできた BASTARD 22―暗黒の破壊神 (22)
 
 
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BASTARD 22―暗黒の破壊神 (22) ( 萩原 一至 )

「BASTARD!!」は1987年に読みきり掲載され、後の1988年から連載ものとしてスタートしたファンタジーアクション漫画。剣と魔法の存在するロールプレイングゲームの雰囲気をもった世界が舞台で、物語は邪悪な魔法使いであったダーク・シュナイダーが、封じ込められていた少年ルーシェ・レンレンの中から開放されるところから始まる。萩原一至氏独特の精緻でありながら激しい動きと迫力を感じさせる画はそれだけを見ていても全くあきない。休載が激しい漫画でしたので、わかりづらいところが多かったが、纏めて読むとその面白さがよくわかる。本巻では6人の悪魔王から奪った「ユダの痛み」が自らもつ1つと平行励起を始め、D・Sはついにその驚異の力を発揮。魔神コンロンを圧倒し、その後コンロンに妹を囚われ堕天した熾天使ウリエルとの激闘に突入するが・・・

すばらしく緻密な絵を眺めるだけでも一読に値します。<P>天使が降臨するあたりから、物語は論理的な構成力を失っいきますが、ヨハネ黙示録・カバラ・グノーシス等の宗教・神話的物語・象徴が、物語に重層的な奥行きを与えています。このため、緻密な絵は教会の宗教画の趣もあります。<P>しかし、著者には前後のストーリーの流れをきちんと考えて描くことを要求したいものです。物語の流れを無視して描きたいところから描くというのでは物語の破綻と言わざるを得ません。イラスト集では無いのですから。<P>エヴァンゲリオンの二の舞にならないことを祈っています。作品を完成させることは、長年の愛読者に対する責務でもある筈です。

遂に出た、22巻!! ファンはどれだけ待ったことか・・・。 週刊少年ジャンプから、ウルトラジャンプに移籍してから1冊目のこのBASTARD!!(22)を是非読んで欲しい。

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