この手の本の場合、例えそれが英語だから判らないなんて<BR>投げ出さないで、原書を手元に置くことをお勧めします。<BR>特に、殆ど直訳というぐらい対比して比べられます。<P>文が全て訳されているか?表現は妥当か?大量、過剰、大目、少なめ<BR>欠乏、過少、多い、少ない。<BR>これらは、英語が殆ど出来ない人でもばらつきが判るはずです。<P>「○○が推奨されている」という表現だけと、「○○の制限値」が<BR>付加されているとでは、意味がまったく違ってきます。<P>本書がどうかまでは書きません。<BR>この本を少しでも役に立てたい方は、原書の購入を強く勧めます。<BR>特にサプリメントは、純度や含有量の定かではないものだと<BR>いう事を忘れてはいけません。<P>RDAは健常者に必要な量(または上限値)だからもっと多く、<BR>調理で失われるからもっと多くと書かれた本書をバイブルに<BR>するために、少しでも正しく理解するためにも。<BR>(原書にあって訳書にない部分も)<P>変に鵜呑みにしないことも大事です。<BR>例えば、特に欠乏していない健康体で、食事から得られる量を<P>無視して、推奨している量だからといって、調理で失われる分や<BR>、健康体じゃない人でも十分なように上乗せされた量をサプリメントで<BR>取れば、過剰になるのは当たり前ですよね。<P>部分読みして推奨量をとる人が居ませんように...<BR>時々掲示板などで、アール・ミンデルのビタミンバイブルで<BR>推奨された量だといって、前提なしで書かれていることがあります。<P>皆さんお気をつけて。
情報量の多さが素晴らしい。健康マニアには必須本。
前半は、各種ビタミン及び無機塩類(いわゆるミネラル)の効能、天然に含む食品、サプリメントの形態が書かれています。そしてそれとともに、「毒性」の小見出しで、過剰に摂取したときの害も記述されています(埼玉県所沢市のカスタマーはいったい、きちんと読んでから書いたのだろうか)。<P>特に無機塩類は、どんな食品に含まれているかとか、書いてあるものがそう多くはないので、この本などを見て知っておくのが良いかと思います。<P>後半は、より個別の状況ごとにどのようなビタミン、ミネラル等をどれくらいの量ずつ摂るのが良いかが「具体的」に記述されています。こちらは因果関係の説明が乏しく、あまり科学的とはいえないかも知れません。科学的にしようと思ったら、それぞれ何倍~何十倍の分量!!説明が必要でしょうし、根拠となる参考文献も膨大な量にわたって示す必要があるでしょう。<P>私はこの本を購入してから1年半、前半はときどき参照することがありましたが、後半はほとんど見ていません。(ケースが個別的過ぎて読みにくいということもありますが。) あと、あくまで栄養補助のためのものであるはずのサプリメントを重視しすぎているという印象も抱いています。