タイトルに惹かれて購入したが、つまらなかった。その理由は①マイナス面ばかり強調されている②自分が接触した韓国人を相対化できていない③編集らしい編集がされていない、の三つ。<P>①全体として、日本人の常識では非常識になる韓国人の言動ばかりとりあげられている。「私は在韓○年になりますが、いまだにこういう韓国人の行動は信じられません」的な表現が多い。私自身、韓国人とつきあって「ええっ?」と思うことも多いが、そうではないことも多々ある。しかしこの本の筆者たちは、「私は韓国ファンですが」といいながら、結局「だから韓国人は」という愚痴を連ねていることが多い。<BR>②解説を書いた先生も言っているとおり、自分が見聞きしたケースを一般化しすぎている。本書には超金持ちの有閑マダムとか、非常識な大学生などが登場するが、筆者たちがそれは韓国社会の一部であるということを意識しているのかどうか、文章からは伝わってこない。かなり単純に一般化している印象を受ける。<P>③「思いかばん」のような誤字、不自然な句読点の場所が気になる。また、これも解説者が指摘しているが、筆者どおしのすりあわせがなされていない。別に意見を統一する必要はないが、それぞれの章に書いてあることが、あまりくりかえしにならないよう工夫するとか、明らかな意見の違いがあるなら、なぜそうなのかを筆者どおしで分析することも必要では。これは編集者の怠慢でもあるのだが。
ソウルが大好きで毎年、冬になると訪れているのですが・・。何故に道で後ろから押してくるのか、垢すりに行ってもオバちゃん従業員が大きな声で楽しそうにお客の前で雑談しているのか・・etc韓国の人に感じていた疑問が、<P>なるほどーと思えて、とっても楽しい本です。ますます韓国大好きになりました。ショッピングにグルメ、エステに興味を持って行く人にこの本を読んでから出かけてほしいです。より楽しくなりますよー。