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| 閔妃暗殺―朝鮮王朝末期の国母
(
角田 房子
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明治初期、日本は土足で他人の家にずかずかと上がり込むように、李氏朝鮮に対して傲慢極まりない振る舞いを行った。挙句は、在ソウル公使館が中心となり、現地の日本軍、警察、民間人とともに、王宮になだれ入り、王妃を虐殺するという始末。<P>明治は坂の上の雲をつかむように日本が世界を舞台に大躍進をした輝かしい時代ではある。しかし、その裏で、日本は朝鮮に対して何ということをしでかしたのか。当時、大国は朝鮮を巡って影響力争いにしのぎを削った時代であったとは言え、知性も理性も思慮もない日本の暴挙はどうしたことか。日本外交史上の大恥と言わずにいられない。最近の日韓関係の緊密化はとても喜ばしい。でも、我々日本人として、このような暗い過去があったことを心にとめておくことは必要である。<P>なお、この本は、混乱を極めた当時の李氏朝鮮の様子や、日本、中国、ロシアなどの列強が影響力を競い合った模様を窺い知る上でも、大変興味深い。
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