ゼヒ読むべきだと思います。<BR>かくいう自分も、現在建築家との家作りをはじめたばかりです。<P> 家作りにあたっての情報収集には、いろいろな本や雑誌、インターネットといった各種メディアがあると思いますし、それらは場面場面で有益な情報を提供してくれると思います。<P> ただ、この本を通して、やはりいきなり「間取りが」とか「キッチンの形が」などというディテール(もっと細かいことはいくらでもありますが)から入るのではなく、自分や家族を見直し、自分の生活スタイルがどういうものかということを見つめるという作業は、非常に重要だということがわかりました。実際、自分で自分のことというのは意外にわかっているようでわかっていないものなのですよね。<P> 本書にかかれていることがすべ!て受け入れられるかられないか、ということは別にしても、まずは一読して広い視野で考えてみるということを実践するのは、意味のあることなのではないでしょうか。<BR>
住宅のことに携わっているプロフェッショナル ではない人(これから家を建てようと思っている人)が読むには最適です。<BR>特に家を建てるとっかかりとしてハウスメーカーに打診をしている人は是非読むといいと思います。<BR>どのように家を作ったらいいか本質が書いています。<P>しかし、理想と現在の住宅事情のギャップは分かったのですが、それに対しての明確な回答は書かれていないように思いました。(それを考えるのは施主自身であるとも云えますが・・)後半は単に筆者の愚痴のように感じてしまいました。
へそ曲がりの私は、嫌いだったり「けっ!」と思ってたものを好きになることが多い。 <P> いつもめそめそ泣いていたガリ勉の転校生。男の癖にピラピラの洋服を着てなよなよ歌っているジュリー。デートなのに何もしゃべらないつまらない男。 <P> ある日、何かしらの“開眼”があり、掌を返したように心酔する。違う世界を見せてくれたら、それだけで惚れてしまうのです。 <P> この建築家もまさにその通りで、最初はかなり小憎らしいオッサンなのです。家を建てようとする施主の主婦がイイだけコケにされます。読んだ当時、自分も、ちょうど家を建てようとあれこれ考えていたところだったので、その一々がカチンと来ます。 <P> しかし悔しいが、読めば読むほどオッサンの話はもっともなことばかり。 <P> 外国のドラマに毒されて猫も杓子も欲しがった、応接セットを備えたリビングルームなど日本人の生活に合うわきゃないのである。 <P> ソファーは、仕事から帰ってきた旦那の背広かけか、床に座ってテレビを見るときの背もたれであり、こども部屋で勉強するこどもはどこにもいず、旦那の書斎は、納戸になる。 <P>宮脇氏自身が離婚して子育て家事をこなした“生活者”なので、実に説得力があるのだ。 <P> 家を建てる前には、是非この本・清水義範『新築物語』・赤瀬川原平『我が輩は施主である』を読んで、頭を板ずりした上でプランを練ると後悔が少ないのではと思う。少なくとも、後悔に納得が行くでしょう。