この本ほど前評判がよくかつ期待を裏切ってくれたのはありませんでした。<BR>当時私の好きだった某女流作家が「宮部は現代の松本清張である」と言っていて、この本を猛プッシュしていたから買ったのだけど、ほんとうにうすっぺらくてテンポもおそく、最後まで読んでいて辛い本でした。<BR>社会問題は背景にしてるけど、薄いわりには消化不良。<P>松本はもっと日本語も重厚でストーリーも厚みがあるけど、この作品にはどちらもまったく感じられなかった。<BR>なぜあの作家はあんなことを言ったんだろう…???<BR>映画の「模倣犯」はそれなりにいい作品だと思ったけど、宮部みゆきはこの一冊でもう読みたくなくなりました。
私も何度も繰り返し読みました。クレジットカードの不透明性が割と身近に感じられて、飽きることがありません。 それから次から次へと謎が出てきては、それを解明するための小さな糸口が現れる。これほど巧みな謎解きはお目にかかったことがありません。
やはり、宮部みゆきさんの作品は長編に限りますね。<BR>最初から最後まで、とにかくどきどきしながら読めます。<BR>誰もがはまってしまうかもしれないカード破産、住宅ローン地獄。<BR>また、戸籍制度などについても、勉強になりました。<P>最後の終わり方も、好きです。<BR>終わっちゃったーって感じになりました。<BR>もう少し読んでいたかったですね。<P>再度、読み直すと思います。