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俺の考え ( 本田 宗一郎 )

本田宗一郎のモノづくりの思想と社会とのつながりがこの本でよく分かります。<P>例えば、汽車の事故が多発し、それを改善しようとしない当時の国鉄と総裁への批判。<BR>「国鉄はすでに圧力団体と化している。(中略)観念的で、過ちを根本的に解決するということを知らない。」<BR>そして当時の国鉄総裁が「国鉄を枕にして死ぬ」とのコメントに、<P>「そんな観念的なことで国鉄を経営されたらたまったもんじゃない。(中略)国鉄は浪花節企業そのものだ。最低な企業である。」と言い切っている。<BR>...悲しいかな、現在でもまだ似たようなことが繰り返されているような。<P>一ベンチャー会社から、大企業「HONDA」となって社会的な立場が確立し、それでも筋の通った本田宗一郎のコメントには味わい深く、そして現代にも通じる含蓄がある。<P>「失敗は成功のもと」という言葉についての解釈も面白い。<BR>「本当に失敗を成功のもとにする人は何人いるのか。これは正しい理論を用いて反省する人のみ与えられる権利だと思う。」<P>やさしさの中にも経営者としての手厳しいコメントが満載です。

「ホンダ」という企業は小さな町工場から世界のトップブランドに上りつめた大企業である。それまでには、巨大資本に対抗するための技術研究や役所との戦いなどいくつもの苦難を乗り越えてきている。それは、はたから見たら全くの無謀行為とも思えるチャレンジの連続で数々の逸話も残されている。本書はその夢を現実に変えてしまった本田宗一郎という男の考え方をエッセイ風に書き上げたものであり、さまざまなテーマに本田の思いが綴られている。今から30年以上前に書かれた書籍であるのにまるで現代と同じような感覚で読み進めることができた。本田宗一郎というと技術は一流だが会社の経営は苦手というイメージがあるが、人を見る力、先を読む能力についても天才でだったと思い知らされ、企業を生かすも殺すもトップの考え方一つだということを再認識させられた。

今まで本田宗一郎は天才的な技術者というイメージでしたが、技術面はいうまでもないですが、言葉にもとても人間味に溢れ人を引き付ける力があります。またもう30年以上前の発言であるのに、今の世の中でも十分過ぎる位に通用する意見を持っていた事には脱帽だった。新しいもの好きで破天荒な事もやってきたが、それは非常に計算された行動で大胆にして繊細な行動や決定であったというのがよく分かる。<BR> 読み物としても非常に面白く、車に興味の無い人でも楽しめる内容になっていると思う。経営を支えた藤沢武雄氏の書と併せて読むとこれまた面白みが増すと思います。

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