服装、動作、道具、祭日など<BR>クリスチャンと縁のない人間が、<BR>外側から見て「?」と思う疑問の多くがこれで解決できる。<BR>イラストも可愛くて分かりやすい。<P>普段宗教を意識しない日本人の多くが<BR>「キリスト教について知りたい」と思った際に<BR>疑問に思うのは、教義よりも、むしろ風習や服装だろう。<P>これまでキリスト教本、またほかの宗教ものの本になかったタイプの<BR>「使える本」だと私は思う。<BR>ハードカバーで図版を増やして「新・大研究」がでることを期待している。<BR>また、仏教でもこのような本ができないだろうか……。<BR>仏教関係者に期待したい。
キリスト教にはいろいろな教派がありますが,主な教派について分かりやすく説明があります。類書にないのは,「礼拝に出てみたら」の項目です。著者が実際にその教派の礼拝に出席して感じたことを書いています。それだけ信用がおける感じがします。<P> 文庫本にめずらしく,索引,参考書などが充実しています。楽しいイラストは著者自身が書いたもの。
この本はキリスト教に関心を持つ読者の素朴な疑問に答えつつ、キリスト教圏の文化をわかりやすく解説した「ガイド本」です。第2章「比べてみよう 教派いろいろ」では15の教派ごとに「名称の由来と起源」「特徴と教義」など約10項目について、礼拝の取材も含めて明快に説明しています。著者自らのイラストや、マニアックと思わせるほど綿密な用語表現集・索引までつけられており、文庫本では考えられない豊富な情報が満載されています。読んで大変得した気分になります。