賛否両論ある通り評価の別れる内容であると思います。作者自身がお書きになっていないので、皆様のご指摘通り話が良く飛んでいます。それが読み易さを感じさせるようになっています(商売上はとても上手いと思います。)意識の低い方はそのまま読み飛ばしてしまうかもしれない、論理性の欠如部分(特に前提となる事実の証明が欠けている点)が多くあると思います。読後感は「何が言いたかったの?」というものでした。この本の印税は「バカの壁」というタイトルを考えた編集者に渡すべきだと思います。
一昔前の社会学入門書でも、この程度のことは前書きで書かれています。<BR>にもかかわらず、何故これほどまでのセールスを記録したのか、非常に疑問に思います。<P>勿論、こう反論できるでしょう。「アナタはバカの壁にとらわれているのだ」と・・・。しかし、本書に批判を企てることが、全て「バカの壁」というキーワードで退けられてしまうなら、事実上反駁不可能な恐ろしい理屈と言わねばなりません。
バカの壁とはズバリ、意識の壁のことである。<BR> この壁に悩まされている人は多いのではなかろうか。<BR> 一見当たり前のことが書かれているようにも思うが、意外と気がつかずに毎日を送っている人も多いのでは?<BR> とても読みやすく、あっという間に読めた。